ブログ<原典からの出発>(<心のテープ>改め since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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キリスト者への「にをいがけ」

 先月末の29日午後、私は近鉄京都行急行に乗って途中の桃山御陵前で降りた。そこは京都市伏見区で、目的地は観月橋のそばのビル7階にあるキリスト教会を訪ねるためであった。
 その日、その教会の一室に、京都・滋賀の2府県合同でつくられている「キリスト者平和の会」の会合に講師として招かれたからだ。といっても、予定されていた講師が昨年暮れに急逝されたため、そのピンチヒッターを仰せつかったのであった。

 桃山御陵前は京都行急行の途中停車駅だが、降りるのは初めてであった。上り下がりの坂道が多く、風光明媚な街である。が、観光どころではなく、まるで他流試合に出るような気分であった。
 といっても、当日の出席者はせいぜい10名前後と聞いていたので、そんなに緊張はしていなかった。昨年秋におぢばを案内した「おふでさきを拝読する牧師さん」とのご縁についてブログで発信したが、その牧師さんと関係の深いグループであったので、気分的に楽であった。その日の会合は、宗派の違いを超えて平和運動を推進していくために、広く他宗から学ぶというテーマで開かれていた。

 当日会場で配布するために私は、4ページの資料コピーを用意して行った。そこには、戦争と平和に関連の深い「おふでさき」(第十三号ー43~52)や「おふでさき号外」などを原文のまま入力した。2千年前のイエスの筆跡が分からないのは当然だが、今も残っている中山みき教祖の「おふでさき」直筆をコピーして添付した。
 また、幕藩体制の時代のキリシタン迫害と中山みき教祖の迫害干渉は、よく似た理由によることを、証拠資料にもとづいて説明した。
 それから「教祖存命の理」や日清・日露戦争の前後に啓示された「刻限さしづ」の数々、天理教が過去の戦争中に教義の干渉を受け、原典を禁書または削除された悲劇の歴史、戦後は戦時中の歴史を検証も反省もしないまま現在に至っている理由など。

 時間は十分にあると聞いていたので、つい一人でしゃべってしまい、気がついたら2時間近く経っていたので、あわてて質問を受けることにした。
 当日出席していたキリスト者の人々の関心は、大小さまざまな教会の建物にあった。広大な敷地に立派な神殿が建っているかと思えば、住宅地の古ぼけた1軒にも教会の看板が掛かっている。いったい天理教の教会長になる資格はどうなっているのですか、との質問もあった。一瞬 私は答えに詰まってしまい、甲子園の野球はよく知られているのですが・・・と冗談に紛らわせた。

 それにしても、原典を元とする教理が、全く世の中や他宗教の関係者に知られていないことを痛感した。戦後65年の間、信教と言論の自由を認められる時代になりながら、天理教は神殿ふしんで世間の目を驚かせるだけで、いったい何を社会に伝道していたのだろう、と我ながら情けない気持ちであった。
 実際に、検定講習の「おさしづ」テキストは薄っぺらな抜粋に過ぎないし、刻限さしづを拝読したことのある教会長は皆無に等しいからだ。キリスト教では「聖書」を一度も読んだことのない牧師の存在は想像もできないだろう。

 帰りぎわに、その日の司会役をつとめていた女性が言うには、私は大学で国文学を専攻していたので、天理図書館に通って江戸時代の史料をよく利用させてもらったものでした、と私を慰めるように話しかけられた。天理教の信用を保っているのは、高校野球と図書館と、何よりも「憩の家」病院がある、と聞いたことを思い出した・・・。

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クライストチャーチ 

このたびのNZ、クライストチャーチの大地震を
キリスト教信者さんはどのように受け取られるのでしょうか
また、一時期キリスト教と共通点を見出して
喜んでいた天理教本部はどのような動きをされるのか
興味があります

クライスト=キリストですものね

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植田義弘

Author:植田義弘
今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

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