ブログ<原典からの出発>(since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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年の始めに思うこと

 年末年始にかけて新聞・雑誌・テレビなどマスコミは、例外なく景気回復や経済成長や日米同盟はどうなるか、などと目先の利害得失ばかり気にしたニュースを流している。現実はいつまでも変わらないで続くかのように錯覚しているのか、わざと危機に気づかないよう情報操作しているのか、と疑いたくなるのは私一人だろうか。
 私がマスコミを信じられないのは訳がある。65年前までの戦争中、そして終戦の日まで、正しい戦局を伝えるニュースは全く報道されず、一般国民は昭和20年8月15日のその日まで、戦争に負けるとは想定もしていなかったのだ。少なくとも当時13歳だった中学2年生の私に、正しい情報を教えてくれたオトナは誰一人いなかった。

 思えば幕末から明治・大正・昭和にかけて、日本は大きな変革を遂げてきたが、その節々には必ずアメリカが立ちはだかっていた。幕末に風雲急を告げた黒船来航をはじめ、太平洋戦争の敵国として、日本はアメリカに敗戦の憂き目に遭わされた。
 ところが振り返ってみると、その結果は明治維新となり、戦後の経済発展となり、現在に至っている。そんな言い方をすると、日本人だけでも310万人に上る戦争犠牲者に申訳ないのだが、その犠牲は決してムダではなかったことは確かだろう。
 その証拠に、今では信じられないことだが、国民の半数を占める女性に参政権が認められるようになったのは、65年前の敗戦により民主主義になってからで、それまでも国会はあっても、代議士を選ぶ選挙に一票を投じる権利は男性が独占していた。それまでの歴史はすべて、男性の武力支配によって作られてきたといえる。

 強欲資本主義の破局といわれ百年に一度といわれる金融危機が、予告なしに一昨年の夏から始まった。こんどの危機もアメリカが震源地となっている。政治家や経営者や銀行なら、株が暴落し経済が破綻する前に予測できる筈だが、実際は殆どの企業が欲に目がくらんでいたのか、予知していなかったようだ。しかも、アメリカを震源地とする現在の経済危機は、日本だけでなく世界中に波及している。
 それでも1920年代の大恐慌と違って今度の金融危機は、各国政府の適切な対応によって破局に至らず、いずれ経済が安定し景気も持ち直すという見方が、はじめに述べたマスコミを通して流されている。しかし本当に安心できるのだろうか。

 65年前までの戦争中にも、日本に勝ち目はないと予測し、日本中が空襲で破壊される日を予告していた少数の人たちは存在していた。しかし、それらの人たちの意見や思想は軍部権力によって封殺され、戦勝のニュース以外は一切、国民は知る機会を奪われていた。退却は撤退と、全滅は玉砕と言い換えて事実を隠蔽された。
 当時と違って言論の自由が保障されインターネットの普及した現在では、新聞・テレビでは報道されない情報が堂々と公開されている。ただマスコミから流される巨大な情報量に比べると、影響が少ないのだ。
 しかし過去の歴史を振り返ると、情報が少ないから真実でないという理由は成り立たない。ネットを検索したり書店へ行けば、マスコミとは全く逆の内容を詳述した本が並んでいる。そのタイトルや目次には、「すでに世界は恐慌に突入した」「ドル暴落は必至」「資本主義は崩壊する」などの語句が並んでいる。(マスコミが報道しないそうした稀少情報については、次の機会に詳しく紹介したい)
 マスコミの情報とは逆に、もし仮にその予測が的中しても、私は決して悲観する必要はないと言いたい。何故なら、今まで何遍となく現実に繰り返されてきたアメリカ発の危機は、明治維新にせよ戦後の民主化と経済発展にせよ、結果として日本をより善き方向に導いてくれたからだ。これからの危機もまた、日本人を拝金主義から目覚めさせ、自然と一体化する文化に回帰させてくれる転機となるかも知れないからだ。

 日本の米国債保有高は数十兆円になる(正確な数字は分からない)という。一口に1兆円と言うが、1万円札で積み上げると世界一の最高峰エベレスト山と同じ高さ(8800メートル)になるのである。しかもアメリカの国債残高や不良債権の総額は何十兆、何百兆円どころではない。シロウトから見ても、ドルの道連れになって円も価値を失う日は遠くないと思われる。
 幸いにしてアメリカは、ドル暴落や金融崩壊によって、戦争する力も意志も失ってしまうに違いない。もはや戦争で儲けたり問題解決できないことは明らかだ。安保条約がどうの、日米同盟や普天間基地の移転がどうの、とアメリカの顔色ばかり窺って追随する官僚やマスコミは、利権や利害関係が絡んでいるからとしか言えない。そんな卑劣な態度を恥ずかしいと思わないのだろうか。

 前述した通り、もし少数者の予測が現実になるとすれば、私たちはもう一度、衣食住の難儀不自由に見舞われる可能性はないとは言えない。その時、戦争体験として語りつがれた飢餓や食糧難の体験を知ることは、再び現実となるかも知れない大掃除の刻限を乗り切るための忍耐力を培う精神的な糧となる可能性が大きいと信じたい。 
 我田引水と受け取られては困るのだが、5年前から「ひのきしん」で続けてきた「戦争を語りつぐ証言集」が役に立つ刻限が到来する予感がしてならない。
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Comment

岡潔先生のこと 

岡潔先生のことを誰もご存知なかったとは残念ですね。何しろ30年前に亡くなったのでムリないかも知れません。
それに著書がずっと絶版になっていたのも一因でしょうが、教育者にはぜひ読んでほしいものです。
幸い近年になって文庫本なども出ていますから、「春宵十話」だけでも一読されることをすすめて下さるようお願いします。
それから紹介して下さった「このサイト」とは、どのサイトでしょうか。
下記のサイトに一番くわしい研究資料を各種公開していますので、今後ともよろしくお願いします。

岡潔:個人研究サイト「情緒と幼児教育」
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Lounge/6251/index.html
  • posted by みさと 
  • URL 
  • 2010.02/15 10:10分 
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岡潔先生のこと 

みさとせんせい

 先日 おみちの先生方の集まりで 数人の方に 岡先生のことをお伝えしましたが やはり どなたも ご存じないので このサイトをご紹介しました。もっと広く 知っていただく方法はないものでしょうか。
 

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • posted by  
  •  
  • 2010.02/08 22:15分 
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そうですね 

みさとせんせいそうですね
   大変な やどかりじょうたいですね。 もうしわけございません。自分で しばしばご指摘の件を 考えておりましたので そのようにいたします。 ありがとうございます。 おさしずの勉強はさせてください。 

takenoaki さんへ 

いつもコメントを有難うございます。
独自の発想で表現したいことが次々と湧いてくるようで、次は何のテーマかと興味深々ですが、目立たないコメントとして書かれるのはモッタイナイような気がします。

そこでおすすめしたいのですが、一つご自分のブログを立ち上げて、思い切り、思い浮かぶままに書き込まれては如何ですか。
ブログはHPと違って簡単に無料で設定できますから、私のブログに宿借りして書くよりも自由で、読者もたくさん出来るかも知れませんよ。もちろん私も、時々訪ねたいと思います。

以上、迷惑だからという意味ではありませんので、お気を悪くなさらないようにお願いします。
  • posted by みさと 
  • URL 
  • 2010.02/08 19:04分 
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政治と信仰 

 信仰は 自らの心の建て替えが目的であるから  病気が治るようにとか 儲けたいとかは 目的から外れている。自分の心建て替えの道すがらに 世界全体の助かりを求めて心尽くし心そろえることがたいせつだとおもう。 日本の政治は 最大公約数的なルールを作り 時とともに変わり 個人の最低の生命権を保障することになっているらしいが オーダーメイドではないし 片方立てれば片方立たないこともある。政治のお陰で大勢が亡くなれば、何のための法律かわからない。天の理はオーダーメイドであり ともに利のある道をしめしている。人間の創るものに完璧なものはないから 不備なものへの提言は必要だと感じる。政治家が 不景気だ 戦争だと 頭悩まさねばならないのは 天理が 世界に届いていないからではないだろうか。道の責任はおおきいとかんじる。ある人が 宇宙を作り出すのは 人間の心だと 著書を出版した。お道の人かと思ったがちがう。
 ところで 二日前 近所の知人が 本を進呈と くださった。大人の発達障害について要約されていて わかりやすい。18歳で発達障害が終わるわけではないから。お助け先に この大人の発達障害の多いこと。勉強しなければ追いつかない。あらゆる社会問題の根底に深く横たわっている。虐待 ニート DV 転職 ごみ屋敷 医療事故 依存 自殺  …ほかありとあらゆる問題につながる。関係者は ご存知であろう。道のあらゆる問題点にも深くかかわりがあることを。教会組織をスキャンすれば 相当の発達障害が見られることだろう。長所が発揮されている場合は問題がない。しかし発達障害を聞き始めの方には 何のことやら ・・・かつて 欝に対する誤解がわんさとあったように 問題を抱える者には ストレスが大きい。もしも あなたの周りに ちょっと変わった なんでと疑問に思いつつ ま いいかと堪能して見過ごしている人が居られたら 読んでみてください。疑問がとけるでしょう。 星野仁彦 発達障害に気つかない大人たち あなたのことです!!  祥伝社新書   ジェノグラムをかくと 根である親おやの代が複雑です。体験者の我が家が そのとおりですから。・・・訓練で相当 よくなるのだが 現在国内には 専門医も訓練所も ありませんと言うに等しい 子供最優先で。教内にやっと 一年前 キッズネットが
できたばかりである。 

賢いシチズン 

 北朝鮮も日本もほぼ同じ姿ではないかと 以前から思っていますが。賢い人は そのまた裏を生き抜いて 政府などあてにしていないところがありますね。裏でしたことは必ず表に現れる。まいた種は 個人も国家も 行く先に映りかえるとわかれば 当然先々こまることはしてならんというのが 得策なことぐらい 小学生にもわかる。ある大学を自分の趣味で思うままに操作し 学内機能に支障をきたすようなことをした人物が 勧告にも関わらず いけないとわかっちゃいるけどやめられないと通り 退職前から患い その心使い通りの御守護でなくなった。天理はすべての人に公平である、エコひいきなどない。 どの立場にあっても天理に背くことは かなわない。まして大勢の人びとに影響を与える立場の者は 天理に精通すべきではないかと思う。 余談・・・数理 物理 整理 生理 地理 真理 心理 審理 哲理 経理など すべて 天理の一部であって 10柱の働きのどれかに還元されるように思います。科学は 天理の一部を探求するにすぎない。・・・ おやさま直々のおさとしを読めば 謎が解け反省することばかりで 恥ずかしい限りです。

米国債と民主党 

前回のコメントで紹介した「反戦な家づくり」ブログには、次のような記事が出ている。
<菅財務相は外国為替資金特別会計の見直しについて「100兆円を超える額が必要なのか。適正規模について必ずしも確たる考え方はなく、調査をしているところだ」との見解を示した。

その直後に、すぐ売るつもりはないとフォローしているが、それにしても、「100兆円を超える額が必要なのか」という発言は、アメリカに激震が走ったであろう。

しかし、この画期的な菅大臣の発言を、報道しているのはロイターやブルームバーグばかりだ。
日本のマスゴミは、日本人に「えっ 100兆円も隠し財産があるの?」と気がつかせないために、報道していない。>

要するに外国為替特別会計は、米国債を買い増すためにあるのだが、今後は100兆円もある米国債を手放すことはあっても買い増す必要はないとするのが小沢民主党幹事長の考えである。
その小沢幹事長を失脚させるために、アメリカが日本の検察を陰から動かしていたというのがブログの主旨であった。
検察庁というのは公平な審査機関ではなく代表的な官庁であり、検事は行政官僚であることを案外知らない人が多い。官僚の権限を制限して政治主導を画する民主党は、検察官僚にとって忌避すべき権力であることと、日本に国債を買わせようとするアメリカの利害が一致したということだろう。
政界の裏には裏があるとしか言いようがない。とにかく私たちはマスミの挑発に乗ってはならないと思う。
  • posted by みさと 
  • URL 
  • 2010.02/07 09:12分 
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インテリジェンス 

 みさとせんせい
 本物の情報は 現場に聞くのが 確実ですね。ブランドではなく 現場から現場にインフォーマルに伝わるのが 最も確実正確かもしれないと思います。ところで 資本主義も破綻し 社会主義も破綻し世界は混乱しているようですが。 たとえば日本の年金の財源を 高速道路や郵政の 恒久的公共性の高い事業に負わせれば 無駄使いをする暇もなく 財源が安定し国民は安心できる。公共事業利益の国民への還元は当然であるにも関わらず 還元させなかったことが 大きな間違いであると思いますが。高速無料化は 経済を混乱させます。無料化の英断をするくらいなら 資本主義と社会主義と 半々くらいに 二つ一つで できることを考えてはどうかと思いますが。 100兆円も内緒で踏み倒されたらどうするのでしょうね。おやは どこに貸し借りがあるか子どもにつたえておくべきですね。 誠実な信頼関係のある人と人のきずなが 本物のインテリジェンスを得る元であると感じます。

米国債残高は100兆円 

今日しばらくぶりで訪ねたブログ「反戦な家づくり」で知ったのだが、
日本が所有する米国債は100兆円に達しているという。
このブログは良心的な建築家のものだが、真実の情報を知るためには
大いに参考になる。
ここでは、新聞テレビをマスコミではなく「マスゴミ」(増す塵)と
呼んでいる。
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-819.html
  • posted by みさと 
  • URL 
  • 2010.02/06 17:39分 
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