ブログ<原典からの出発>(<心のテープ>改め since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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アンコールをもう一度

(107号)戦争を起こす元兇は「高山」(権力者)だ。
配信日:2009/8/20

(注記)前回に続いてメルマガのアンコールをお許し願いたい。記事の内容は前回と関連していて、やはり戦争の根底にある原因は、親神様の神意に反する「上・高山」の権力欲、支配欲にあることは間違いない。
 今年の戦争関連番組でNHKから放映された「玉砕=その隠された真実」を視聴して、益々その思いを強くした。全滅を玉砕という美名にすり替えて戦場の将兵を見殺しにしながら、責任逃れのためにウソで塗り固めた大本営発表を重ねていた最高司令部参謀の実態をえぐり出した番組であった。
 以下は1年前の記事だが、今も通用することは間違いないと信じている。

 終戦の日の8月15日、戦没者の追悼式典では天皇・皇后両陛下をはじめ、麻生首相その他の代表者による追悼の辞が読み上げられた。中には建前だけの原稿棒読みもあったが、いずれも二度と戦争を起こさない決意表明であった。
 夜は夜で、「日本の、これから "核廃絶は可能か?” 市民が本音で徹底討論」という3時間に余る特別番組がNHKで放映されていた。私もその討論を視聴していたのだが、正直なところ途中でスイッチを切ってしまった。
 核廃絶反対派とは、言い換えれば、防衛力の増強賛成派であり戦争肯定派ということになる。またもや「お国のために」戦争も辞さず、と錯覚しているのではないか。なぜ最後まで視聴しなかったのかと言えば、それ以上、核廃絶に対する賛成派と反対派の討論を聴く気になれなかったからだ。
 
 その後、今日まで思案した末の結論がある。つまり、古代から現代、さらに未来に至るまで、戦争を起こす元兇は市民ではなく権力であって、市民は権力に巻き込まれ利用されるだけではないか、と思い当たった。権力に反抗する暴力革命(例えばフランス革命)もあったが、革命には必ず先頭に立って市民を動かすリーダーがあり、革命が成功すると、そのリーダーが権力者に取って代わることになる。
「国のため」というキャッチフレーズは、言い換えれば権力の維持と拡大のためであり、決して国民・市民のためではない。その証拠に、国の最高権力者たちは、作戦を立てるだけで決して戦場には行かず安全を確保し、国民を否応なしに戦場へ動員する。それどころではなく、現代の戦争は非戦闘員まで無差別に被害を受け、生命を奪われるのだ。

 とすれば、核廃絶に反対(核兵器による軍事的解決)の立場をとる市民は、自分が権力者の立場にあると錯覚していることになる。本物の権力者はあらゆる手段と方法を使って、市民にそういう錯覚を起こさせようとするのだ。 
 何故こんな結論に至ったかと言えば、前回106号の末尾に謹写した「おふでさき」十三号43~50までの一連のおうたに、戦争の原因は「高山」にあると、はっきり明示されているからだ。もう一度改めて拝読すれば、まず、

 せかいぢういちれつわみなきよたいや たにんとゆうわさらにないぞや
 このもとをしりたるものハないのでな それが月日のざねんばかりや

 世界一れつ兄弟姉妹と自覚すれば、戦争が起こる恐れはない。兄弟ケンカくらいはしても殺し合いまでするはずはない。人間が一れつ兄弟姉妹に違いない「もと」として、親なる神が実在することを未だに知らない、つまり人類の誕生と進化は偶然ではなく「陽気づくめを見て共に楽しみたい」という希望をこめた親心が「もと」にあることを知らないのが一の残念、と嘆かれている。

 高山にくらしているもたにそこに くらしているもをなしたまひい
 それよりもたん/\つかうどふぐわな みな月日よりかしものなるぞ

 人類共通の「もと」に親神が実在する以上、神の子として創造された人間は同じ魂を分け与えられているのであり、自然の恵みはもとより、いのちを楽しんで満足するための人体の道具もすべて神から貸し与えられているのだ。

 それしらすみなにんけんの心でわ なんどたかびくあるとをもふて
 月日にハこのしんぢつをせかいぢうへ どふぞしいかりしよちさしたい

 人間はみな広大無辺の守護と親心のもとに生まれ育てられた兄弟姉妹であることを知らないから、生まれつき上下の身分や差別があるように思っている。人間はお互いに親から同じ魂を分け与えられているという真実を、何とか世界中の人間にしっかりと承知させたい。

 これさいかたしかにしよちしたならば むほんのねへはきれてしまうに
 月日よりしんぢつをもう高山の たたかいさいかをさめたるなら

 一れつ人間はみな同じ親から生み育てられた神の子である真実を確かに承知したならば、谷底(の民衆)が権力の支配に抵抗して謀反や革命を起こす原因は根底からなくなってしまう。一方、高山(権力者)も民衆を支配するための戦いを止めたならば、平和な世の中になるであろう。
 神が許した「心の自由」を「高山」が無視・抑圧して、同じ人間でありながら「谷底」の人々を支配することが、親神にとって何よりの残念に違いない。

 日本の歴史をふりかえってみると、古代であれ中世の戦国時代であれ、権力の及ぶ範囲は様々だが、隣接する領地を占領するために戦争を始めるのは領主であった。戦いが始まれば、槍や刀剣を持たされて相手の民衆を互いに突いたり切ったりさせられることになる。
 しかし権力者は戦いを始めるとき、権力維持または拡大のためとは言わず、巧みに戦いを正当化し、市民の味方であるかのように錯覚させる。国のため=市民のため、と思い込ませるための巧みな情報操作で教育し洗脳する。それは先の太平洋戦争で日本人が骨身に滲みて体験したところであった。
 戦後の日本は「ろくぢ」(平等)に踏み均されたから、権力者が勝手に憲法を改変することができず、9条の不戦条項が何とか守られてきた。少なくとも日本は、半世紀以上にわたって自分から戦争を始めたことはない。これからも平和憲法という世界で最も理に適った良心の灯を消してはならない。

(追記)近日中に「平穏な死を願う」平穏会の趣意書(案)をブログで発表する予定です。その際、今月のミーティング案内もしますが、日時・会場ともに変更はありませんので、そのおつもりで参加予定を立てて下さるよう期待しています。
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今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

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