ブログ<原典からの出発>(since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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タテの伝道が進展しない理由

 教祖百三十年祭が1月26日につとめ終えられて早くも3ヵ月目の半ばになろうとしている。今年は暖冬のせいか桜の開花が早まり、すでに花びらが散りはじめて葉桜になりかけている。
 百三十年祭が終ったからといって安閑とはしていられない。第一、年祭はおめでたい行事ではなく、教祖が現身をかくされてから1世紀と3分の1を越えた現在、どれだけ世の中に「よろづいさいのもと」が伝わっているか、教祖の存在が周知されているかを思えば、教祖の道具衆といわれるようぼくとして、まことに申し訳ない次第とお詫びする気持ちに駆られている。
 事実「よふきぐらし」どころか、親の幼児虐待、家庭の崩壊、誘拐監禁、無差別殺人等々、弱い者いじめとしか言えない事件が続発している有様である。

 そうした状況の中で「タテの伝道」が大切であることは改めて申すまでもない。明治・大正時代の確かな記録によれば、教祖十年祭をつとめられた明治30年にはすでに300万人を超える信者数が記録され、その後10年ごとに教勢は拡大し、昭和はじめの最盛期には700万人超を数えていたことは確かである。当時の人口はせいぜい6~7000万であったから凡そ人口の10人に1人は信者であったことになる。
 かつて20年ほど前に修養科の一期講師として勤めていた時、その期だけでも1千人近い生徒数であったが、同僚との話の中で、もし過去に入信した人々の子孫か知合いだけでも信心するように導かれていたら、今さら未知の相手に布教(にをいがけ)しなくても人口の2〜3割は信者になっていたはずなのに、と残念な思いをしたことであった。

 最近では仏教のお寺の住職も数が足りなくなり幾つもの寺を兼務している住職が多いと聞く。またキリスト教でも牧師になり手がないとか。そうした宗教はすでに2千年とか1千年の歴史があって、その聖典も教理も十分に世界に伝えられてきている。
 ところが天理教の場合、立教以来180年の歴史の中で、70年前の昭和20年までの3分の2にあたる1世紀あまりは社会的な妨害や禁圧のため親神から啓示された3原典さえ手に取ることができない事情が続いていた。その上に戦後70年経っても相変わらず戦前同様のおたすけが継続されるまま、教祖を通して説き明かされた「よろづいさいのもと」のごく一部分しか世の中に広まっていないのが現実と言わざるを得ない。

 何事でも原因があって結果が出る。原因を明らかにして対策を立てない限り、いくらハッパを掛けたりプログラムを組んでも効果は現われない。また継続しないで一時的な結果に終わることも成功とはいえない。例えばエンジンの設計が悪い車が走らない場合、運転者に責任はなく設計者が責任を負わなければならない。
 あらゆる組織のうち最も完全なモデルとなるのは人体に違いない。その証拠に「体」という字は組織の構造や特徴を表すために用いられる。例えば体制、団体、かつては国体(国民体育大会の略ではなく国家の特質を意味する)など。その体のなかで頭脳に当たる立場を頭取、首脳と呼ぶ。原典おさしづでも鏡やしき・ぢばの中枢にある立場を「竜頭」と呼ばれている。
 人体の中枢に当たる頭脳は、内外のあらゆる情報を受容し認知して理解し、過去・未来にわたる判断を体内細胞や手足に伝達する役目を担っている。同時に体内の状態は中枢にフィードバックされるための神経系が全身に張り巡らされている。また血管による循環器系は体内の隅々まで栄養分を循環させる血液循環で健康と成長を保証されている。血液は社会における経済の役割を担っている。あらゆる組織体制の中枢(頭脳)は全体の動きに責任を負っていることは申すまでもない。

 私自身は「タテの伝道が進展しない原因」について考える立場にないことは承知しているが、組織も高齢化して脳髄が「認知症」のごとく原因を判断できない状態にある場合、代わって原因や対策を考える必要を感じ、一つの情報として提供することも必要であろう。
 そうした意味で、まず三代前からのようぼく家庭におけるタテの伝道、すなわち十代後半から二十代三十代になる子弟を対象とする伝道、すなわち家族内で信心の継承がなされていないとすれば、次回にその原因は何かを考えてみたい。
 

 
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