ブログ<原典からの出発>(<心のテープ>改め since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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コントロールできない3・11の放射能汚染

 東日本大震災と福島第一原発事故以来5年が経った。福島県全体では2016年2月現在なお9万3千人超の県民が避難中といわれる。その中で南相馬市は避難解除になったとはいえ不安の声が多く、大半の住民が元の住所に帰ろうとしていない。
 年間20ミリシーベルト以下になるように土壌を除染することになっているが、土を削って詰めた黒いビニールのフレコンバッグは福島県内だけで1千万袋以上になり、それが県内12万8千ヵ所に積み上げられている。その土地だけで東京ドームの8.5倍にあたる。
 除染してビニール袋に詰められている汚染土は、いずれ国が定める中間貯蔵施設に移動することになっているが、大半の地権者と合意に至らず予定地は未だに見通しが立っいない。つい先日、大臣が地権者の意向をよく聞いて計画を進めたいと答弁しているが、単なる希望的観測に過ぎないだろう。中間と言いながら70年の期限が延長され結局は最終貯蔵施設になる可能性が高いからだ。
 しかも福島県の70%を占める森林は除染しないで切り捨てられることになっている。事実それを実施することは不可能に近い。とはいえ森の落葉には、今なお3.3マイクロシーベルトの放射能が残留し、その数量は東京都内の土壌と比べると100倍に当たるという。

 以上の福島県内の放射能処理に関する実態は、3/6朝のテレビ番組「サンデーモーニング」の特集で放映された情報にもとづいている。仮にも福島の原発事故による放射能汚染がコントロールされているとは言えない。
 福島県の海沿い大熊町・双葉町にある東電第福島第一原発に目を転じると、原発内部にメルトダウンしている核燃料ダブリ(解けた塊)には今なおロボットしか近づけない。また発電容器内や地下に溜まっている汚染水を汲み上げて敷地内に貯蔵している容量は78万トン、タンクの数は900基になっている。これもまた増えるばかりで、地下水の侵入を防ぐための凍土壁が果たして長期にわたって有効かどうかもやってみなければわからない。

 先に青森県六ヶ所村の「核燃料サイクル」施設も不可能と分かりながら「神話」づくりの国策に過ぎないことを報告したが、今回の放射能の汚染処理についても全くメドが立っていないにもかかわらず、原発の再稼働だけが進められている。目先の欲と計算に惑わされた好い加減な計画と言わずにいられない。国民一人ひとりが無知無関心のままでいると、数十年先でどんな結果になろうと誰も責任を取る者はいなくなる。それを見越して平気な政治家や官僚が大きな顔をしてノシ歩いているのが現実ではないか。
 そして何よりも核分裂という科学技術が、後始末できないままに暴走した結果が恐るべき放射能汚染の現状といえる。大自然にはない現象を人間の知恵でムリヤリに発生させた結果は、人間の手に負えない放射線の発生となる。水素爆弾は核融合で超巨大な破壊力を発生させるというが、その核融合を可能にするためには先に核分裂のエネルギーを利用しなければ不可能である。とすれば、核分裂こそは自然に対する無謀な反抗であり、人智の限界を知らぬ暴挙にちがいない。
 

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今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

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