ブログ<原典からの出発>(since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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日本のルーツへの回帰

 国内外の政治・経済・軍事の世界では、毎日次から次へ情勢がめまぐるしく移り変わる。その中で、5月30日の毎日新聞朝刊に、珍しい写真付きの記事が載った。気が遠くなるような1万3000年前の遺跡から出土した土偶のニュースであった。
<最古級土偶/竪穴住居跡5棟も発見/縄文草創期 定住化示す>

2010.6.30付 毎日新聞記事

 発見された場所は滋賀県東近江市永源寺相谷町の相谷熊原遺跡で、同時期の住居群跡は全国で数例しかなく、土偶は三重県内の遺跡で2点しか発見されていないという。
 発見された土偶は掌に乗るほど小さな女性の胴体のみで、底は平らで置物になる。上部には直径3ミリ、深さ2センチの穴があり、棒で別に頭部をつないだ可能性がある。
 三重県境の鈴鹿山脈から流れる愛知川の河岸段丘にある相谷遺跡の竪穴住居群は、緩い斜面に5棟が連なって確認された。形は直径8メートルほどのいびつな円形の構造であった。他に多くの土器や石器も出土していて、そこに定住していたと推測できる。
 
 縄文時代は今から約1万5000年前~2500年前の超古代(先史時代)であり、草創期ー早期ー前期ー中期ー後期ー晩期などに区分されている。土偶は全期を通して作られた素焼きの女性の人形が多く、有名な「縄文のビーナス」は中期のものとされる。(このビーナス土偶は私の mixi コミュ「天理教原典を学ぼう」のプロフィール画像に借用している)
 
 縄文時代への私の関心は、何がきっかけだったのか判然とは思い出せないが、縄文時代には「高山」(権力)のシンボルといえる古墳や陵墓が築造されていない、平等で平和な生活に魅力を感じている。後に団体旅行で青森県の山内丸山遺跡を見学したこともあった。その丸山遺跡には、6千年前頃に数百人の縄文人たちが定住生活を営んでいたと推定されている。その集落では、自然との一体感を楽しみ、人々と悦びを共にするリーダーはいたに違いないが支配者ではなく、内部での争いの跡もなかった。縄文人たちは火水風を神と崇め、生まれ替わりを信じていた証拠もあり、陽気づくめ生活の原型のように思われる。
 
 土器や土偶をつくる時、土を水で練り固め、風で火を起こして焼き上げると、火水風の力で見事な作品が出来上がる。まさに火水風の賜物といえる、縄文時代の見事な遮光器土偶や火焔土器が出土している。
 日本人のルーツというべき縄文人たちは、古墳時代に至って渡来人種に追われ、北端ではアイヌ人の先祖となり、南端では沖縄人の先祖となったという仮説を私は信じている。それ故、アイヌと沖縄の人々は同じルーツを持っていることは間違いないと思っている。
 というわけで、縄文時代を舞台とした中学生向きのファンタジーを創作したこともあるのだが、未発表の名作と自分で勝手にうぬぼれている。それより現地の相谷熊原遺跡を見学したい気持ちいっぱいだ。








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Comment

熊さん 

そう言えば、2年ほど前に天理のインドカレーショップで縄文時代について話し合いましたね。私が縄文時代の文化に関心を抱いたのは20年ほど前になりますが、お互い共通の知識を語り合い共感できるのは楽しいことでした。
裁判員制度については縄文と話が違うので、ノーコメントで了解して下さい。
  • posted by みさと 
  • URL 
  • 2010.06/02 08:55分 
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No title 

縄文時代に上・高山の遺した遺跡・構造物・などが皆無であることは一昨年頃、タンドールで面談したときに、私から貴殿へ縄文時代のヒントとして進言しました。そもそものきっかけは、裁判員制度を直前にした上・高山が民衆を掌握する企てを明らかにしている為、我々民衆は誰もそのことに当時は未だ気づかされていない危険性を指摘しながら、お話しました。以下におさらいとして、当時お話した内容で投稿することにします。
  • posted by 熊 
  • URL 
  • 2010.06/01 18:15分 
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No title 

法的強制力で参加させることにより、国民に対し、納税・教育に次ぐ第三の義務を罰則付きで強要する制度であり、国家が、ますます国民を義務で拘束する家畜(ままにする)社会をもたらすための馴らし制度であり、徴兵制復活のお膳立ての意味が強いと思われる。

明治以降、日本司法における伝統は、牧野英一による「教育刑」の思想であったが、なしくずしに応報(報復制裁)刑制度に後退している。これは、犯罪の原因を社会に求め、過ちを犯した人を教育によって更正させようとする思想から、犯罪は、すべて個人の資質であると決めつけ、犯罪者個人を罰し、処刑消滅させることで解決しようとする応報刑制度に後退させるもの。
 こうした応報刑を正当化し、国民が自ら求めたものであるかのように装うために、裁判員制度が計画された。すなわち、わずか数日の審議に、予備知識も調査権も持たない市民が参加すれば、犯罪の事実、結果だけを見せつけられ、それに感情的な反応をするしことしか余地がない。このため、犯罪の背後にある、その真の原因を考察して、根本的に解決、改善しようとする姿勢は見失われ、いたずらに感情的反応だけが司法判断の拠り所にされてしまうものである可能性。
 要は、裁判員制度とは、社会の未来を見据えた理性による解決の場から、感情による報復制裁の場、問答無用のリンチのような裁判へと後退せしめるものでしかない。したがって、なぜにこのタイミングなのか、如何にして将来を見据えるのか今ひとつ、ほとんどの、いや、大多数の民衆は気づかされていないことに注意すべきではないか。ということを、カレーを頬張りながらお話ししました。思い出しましたか。
  • posted by 熊 
  • URL 
  • 2010.06/01 18:08分 
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植田義弘

Author:植田義弘
今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

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