ブログ<原典からの出発>(<心のテープ>改め since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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アメリカの現実と日本の将来

 最近のネット情報によれば、米国には政府による貧困救済策としてフードスタンプ(食料配給券)があって、その受給者は5年前の3千万人から現在は5千万人近くまで増加しているという。しかもその予算が削減されたため、民間の貧困救済所には早朝から長蛇の列ができる事態になっている。
 この現状は「財政の崖」をもじって「飢餓の崖」と呼ばれ、長期的・構造的な所得格差に原因があることは間違いない。しかも今年7~9月期の失業者の数は前年比25%も急増し、フードスタンプ受給者の増加を招いている。
 以上は「田中宇(たなか・さかい)の国際ニュース解説」の一節を紹介した。前回の兵頭正俊氏のサイトに加えて、無料登録すればマスコミでは報道されない情報を知ることができるので、そのアドレスを記しておきたい。アドレスを登録すれば無料メルマガが毎週送信される。
http://tanakanews.com/

「アメリカがクシャミをすれば日本がカゼをひく」というたとえがある。事ほど左様に日米は密接な関係にあることは言うまでもない。その関係は決して対等ではなく、つねに日本の政治は米国の圧力に従属してきた。アメリカの圧力に対抗しようとした日本の首相や政治家は例外なくさまざまなかたちで妨害され排除されてきた。
「右翼」とは日本の自主独立を主張する国粋的な政治的立場とすれば、米国に追従する自民党政権は「右翼」ではなく「米翼」と呼ぶべきかも知れない。

『永続敗戦論』(白井聡)というタイトルの本は、日本の敗戦が今も続いている現実を具体的に論証している。正確に言えば、敗戦前から続いている現実というべきである。その実例として著者は「不都合な真実」の隠ぺい、根拠なき楽観、自己保身、阿諛追従(へつらい)、批判的合理精神の欠如、権威と「空気」への盲従・・・等々を挙げている。

 もう一人、国際政治に精通している人物に元・外務省国際情報局長の地位にあった孫崎享(まごさき・うける)氏がいる。氏は退職後、国際政治評論家として世界的な視野から安倍政権に辛口の批判を突きつけたメルマガを毎日発信しつづけている。
 http://ch.nicovideo.jp/magosaki/blomaga/ar388655

 その孫崎氏は最近のメルマガで米国には相反する2つの動きがあると解説している。その一つはブッシュ政権の頃から権力をふるっていた軍産複合体(ジャパン・ハンドラーとも呼ばれている)グループであり、もう一つはオバマ大統領を含めて民主主義を重視するグループである。
 安倍政権が成立を急いでいる特定秘密保護法案や集団的自衛権は、いずれも前者の軍事力行使を望むグループの圧力に迎合した政策であることは間違いない。

 しかし、戦争で武器を消費しなければ儲からない軍需産業を代弁しているグループに対して、最近は民主的な勢力が台頭してきている。その一例として、日本に派遣されている外国報道機関の特派員およびジャーナリストで構成される外国特派員協会(2000名の会員がある社団法人)は、「特定秘密保護法案」の全面的撤回を勧告している。その中心には多くの米国人がいる。

 最近の読売新聞のスクープ記事(11/8付)で安倍首相が集団的自衛権を先送りすると報じたのも、米国の民主勢力の意向を無視できなくなったためと推測されている。
 間もなく来日するキャロライン・ケネディ駐日大使はオバマ大統領の熱心な支持者で、かつてのイラク戦争にも反対の意志を表明していた。いずれにせよ米国との密接な関係が吉と出るか凶となるか、未来を見通すためには、政府権力に偏向したマスコミ情報だけでは正しい判断はできないことを知るべきであろう。 

 今後の安倍首相が、米国のどちらの勢力を重視して政策を実行するかは、日本の将来に重大な影響を及ぼすに違いない。客観的な国際情報をもとにしっかり注視していきたい。もし「一れつろくぢ(平等)」と平和な陽気づくめ世界を望まれる神意に反する方向へ進むようなことがあれば、想定外の大事情が起こって行き詰まることは必定と信じている。

 
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今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

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