ブログ<原典からの出発>(<心のテープ>改め since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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「国のため」とは?(8/15に当たって) 

 8月15日がめぐってくると、かつての戦争に関連するさまざまな情報を目や耳にすることが多くなる。かつての戦争で命を失った310万人(アジアを含めて2000万人)の慰霊のためにも戦争を語りつぐことを忘れてはならないと思う。

 今年のさまざまなNHKの戦争番組の中で初めて知った事実がある。当時の朝鮮(今の北朝鮮)地域に住んでいた23万に上る日本の民間人は、国の援助を受けるどころか放置されて、ソ連軍の占領下を自力で脱出した。地獄そのままの境遇から帰国した体験者の証言を平静な気持ちで視聴することはできなかった。もちろん帰国できた人々の陰には、脱出中に命を落とした多くの犠牲者があった。収容所内で発疹チフスのため死亡した人数だけでも7700人にのぼった。それらの遺骨は今も北朝鮮のあちこちに埋められたままになっている。
 事は北朝鮮だけではない。満州からの引揚げにも悲劇がつきまとっている。愛知県内にある教会の70半ばを過ぎた会長は幼時に満州から引揚げたが、7人の家族の中で帰国できたのは自分1人、と聞いたことがある。「自分は幼くしてすでに地獄を見た」の一言だけで、多くを語ろうとされなかった。 

 政治家たちは慰霊の挨拶の中で「国のために尊い命を捧げられた・・・」という文言を並べるのが普通だが、当時の軍国主義権力が支配していた「国のために」命を落とした人々は、文字通り犠牲者であった。その「国」とは、民衆を守るどころか国民の家庭も仕事も破壊したあげく、命までも羽毛のごとく軽んじていたからである。

 それがすでに遠い過去の日本なら、未来に明るい希望を抱くことができる。しかしそうではなく、「国のため」という大義名分を掲げて、政治権力と利害を共有しながら国民を食いものにする「上・高山」が今もうごめいている。その正体が表面化した刻限こそ、東日本大震災に伴う原発推進の国策であり、その後も続く政官財の利権構造に他ならない。
「日本を取り戻す」と言いながら、安倍政権は経済的な格差を広げる景気回復を目的として、所得の分配よりも「欲にきりない泥水」を独占する競争を拡大しようとしている。大企業の内部留保は260兆円を数える一方、非正規社員は会社員全体の36%を占めるという。「ろくぢに踏み均す」神意に逆行した経済成長を「国のため」と受け取ることはできない。

 これ以上くわしく書く余裕はないが、月日親神の社となられた教祖と飯降伊蔵本席の啓示をもとに、明治から昭和、平成にかけての歴史をふりかえり、自分の経験に照らして「見えん先から説いて」おかれた原典の数々を解読してまとめたのが昨年の秋に世に出した自著『中山みき 秘められた大預言』(学研版)であった。(どれだけの読者に理解されたかわからないが)
 明治から現代に至る歴史の根底に、「上・高山」に対する「神のざんねん」が積もり重なっていることは間違いない。
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<戦争を語りつぐ証言ブログ>
も訪ねて下さることを期待しています。
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今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

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