ブログ<原典からの出発>(since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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遺伝情報と宇宙飛行士

 ちょうど1ヵ月前の7月7日の七夕)のこと、その夜9時から、NHKスペシャル「運命の遺伝子」を視聴した。
 テーマは世界の最先端技術とされる遺伝子診断と治療の実態であった。整然と並ぶ膨大な遺伝子ゲノムのCG映像がテレビ画面に映し出される。30億対もある遺伝子の組合せの一つでも異常があれば人体に障害が発生する。今ではコンピュータが高度に進化して、その異常を診断するために唾液が一滴あれば、1ヵ月以内に個人の全遺伝子情報から、例えばガンの原因となっている遺伝子を見つけ出すことが出来る。主な病気に関係のある遺伝子診断だけなら1万円前後の費用で一ヵ月あれば結果が通知されるとか。
 さらにアメリカでは、夫婦による幾種類もの受精卵の遺伝子診断を依頼し、その中から最もリスクの少ない受精卵を選別して子宮に着床させる希望者が増えているという。

 そのスペシャル番組によって、改めて私は思い知らされた。やはり世界の趨勢は、人体を構成する60兆の細胞すべてに組み込まれた膨大な遺伝子情報が、一体となって生命を育(はぐく)んでいる不思議さよりは、人知によってそれを読み取る最先端技術の進歩と応用に向けられていることを。その行き着く先は、生命の部品化、プラモデル生命観である。とすれば、今こそ原初にさかのぼって「元を知る」ことの大切さを痛感せずにはいられない。

 自著『中山みき 秘められた大預言』第四章の終わりに紹介した宇宙飛行士エド・ミッチェルの言葉を思い起こさずにはいられない。遺伝子の構造が極微の宇宙とするならば、月に降り立った宇宙飛行士は無限の大宇宙に意識を拡大した瞬間の感動を語っている。[出典は『宇宙からの帰還』(立花隆著/中央公論社刊/一九八三)三〇一頁より]
「……すべては一体である。一体である全体は、完璧であり、秩序づけられており、愛に満ちている。……宇宙は創造的進化の過程にある。この一瞬一瞬が宇宙の新しい創造なのだ。進化は創造の継続である。神の思惟(しい)が、そのプロセスを動かしていく。人間の意識はその神の思惟の一部としてある。その意味において、人間の一瞬一瞬の意識の動きが、宇宙を創造しつつあるといえる。……こういうことが一瞬にしてわかり、私はたとえようもない幸福感に満たされた。それは至福の瞬間だった。神との一体感を味わっていた。……」
「創造的進化」とは、何とステキな表現であろう。
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◎時事問題については下記のブログから発信しています。
 <戦争を語りつぐ証言ブログ>
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理の一元論 

いつもブログを解読して下さって感謝します。
今の科学は唯物的な一元論が前提になっていますが、本当は自然ーいのちー魂(精神)に共通する「理」の一元論でこの世は成り立っているのです。

さすがに天理出身の遺伝子学者・村上和雄先生は、心が遺伝子をコントロールしている事実を実証していますが、心身の元は一つでなければ「元の理」とは言えないでしょう。

10億年前の元初まりに戻って「理」で成り立つ世界を解読した本が秋に出れば、真っ先にブログでお知らせしますので、ご期待ください。
  • posted by みさと 
  • URL 
  • 2013.08/12 05:11分 
  • [Edit]
  • [Res]

興味深く拝読させていただいてます 

いつも感銘深く読ませていただいています。
「元の理」は、極微の世界(生命)をも、
また極第の世界(宇宙)をも説明できる。
みさと先生のこのご指摘は、天理教の「真理」を
どう理解し、どう説いていいか分からずにいる
多くの心ある教友にとって、大きな示唆と自信を
与えてくれるものです。
  • posted by 愛読者 
  • URL 
  • 2013.08/11 15:44分 
  • [Edit]
  • [Res]

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植田義弘

Author:植田義弘
今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

『天の言葉』ダウンロード無料

『原典を元とする理の研究』から教義の基本となる序章と第一章を抜粋してまとめたpdfファイル(37頁分)を無料提供します。

ダウンロードを希望される方は下記アドレス宛にメールくだされば、折返し添付ファイルを返信します。genten505@gmail.com

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