ブログ<原典からの出発>(<心のテープ>改め since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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サンショウウオをめぐる連想

7月10日過ぎ、所用あって奈良県宇陀市役所を訪ねた。榛原町と合併して宇陀市になった市役所は新しく立派な建物である。その1階ホールの正面に生きている大サンショウウオが展示されていた。ちょうどデジカメを携行していたので、興味半分にその姿を写真に撮ってきた。

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sanshouo1.jpg
(展示されていた大サンショウウオ)

 4億年前の地球では、マントル対流による大陸の大移動と地殻変動が起こった。三大陸の衝突による合体とともに海が消滅した。陸地は盛り上がって山脈となった。同じ頃、淡水の川が流れていた山麓からも生物の化石が発掘されている。
 その三千万年後には環境が一変していた。地球最初の針葉樹の化石が発見されているが、その落葉はバクテリアで分解され、魚類の栄養源になっていた。アンデス山脈アマゾンに棲む古代魚は今も同じ環境で生きている。
 きびしい乾期になると水不足が深刻になった。一足先に海を離れた植物によって、大地は緑でおおわれ、酸素濃度が高くなり、一説では三〇%にもなった。その新天地をめざした両棲類の先祖は、肺で呼吸し手足をもった姿に変身した。水面から口を出して呼吸する肺魚が誕生した。食道の一部が進化して肺になり、胸ヒレが手に、腹ヒレが足に変化した。その上陸のドラマを演じたのは、三億六千万年前頃から生きている大サンショウウオの仲間であった。他の両生類と同じように、皮膚には鱗がなく粘膜におおわれている。人間の先祖は爬虫類ではなく胎生両生類から進化したとの新説もある。

sinka-1.jpg
(人類の祖先にあたる生物のイメージ映像=NHKスペシャル番組より)

 ちなみに、中山みき教祖は未だ進化論が日本に伝わっていなかった明治の初期に、親しい弟子に対して、次のように具体的に生物の進化について指摘した言葉が、その弟子によって書き残されている。(『根のある花・山田伊八郎』(道友社編・刊/一九八二)9頁=カッコ内の文字は筆者による補足
「此人げんの手五本のいび(指)は、魚のかた(肩)の処、ゑらが有(る)。此ゑら、亦、骨ハ、手のいび(指)。此ゑらわ(は)、人げんの手。……」(明治十八年七月十九日)
 ただし、それらの生物は母なる海を捨てたのではない。身の周りを取り囲んでいた海を体内に取り込むこと、つまり「海を抱えて生きる」姿になったのである。それが上陸のための必要な条件であった。事実、卵の内部、胎内の羊水は海と同じ成分で満たされている。
 明治の頃まで大和の田んぼや小川にたくさん棲んでいたドジョウに混じっていたサンショウオ(両生類)や八ツ目ウナギ(脊椎動物)には、それぞれ生きた化石のような原初の特徴がある。
 それにしても魚のエラから肺呼吸への転換は、楽々とできたわけではなかった。さらに海中と違って陸上で受ける地球の重力はずっと大きかった。生物はそれらの苦難に耐えて飛躍的に進化へのプロセスを歩みつづけた。
 母親は妊娠中の一時期ツワリで体調を崩すことがある。その時期は、胎児が進化の跡をたどる過程で、かつてエラ呼吸から肺呼吸に転換するために苦闘した時期と一致しているという。(以上は生物学者・三木成夫の著作参照) 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「戦争を語りつぐブログ」記事の紹介
「だます側とだまされる側」
 http://blog.canpan.info/shougen60/
 教祖が教えられた信心は、人間がだまし合い・だまされ合いしないための道であった。


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今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

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