ブログ<原典からの出発>(<心のテープ>改め since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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いのちの「道具」と進化について

 偶然の進化はあり得ない

 近頃必要あって、生物学や遺伝学の本を手当たり次第に図書館で借りて読んでいる。そして改めて生命の神秘に目を開かされている。
 無生物と異なる生物の一般的な特徴を挙げると、成長する、刺激に反応する、増殖する、新陳代謝する、遺伝子がある、等々。要は新陳代謝と遺伝情報の有無が生物の基本的な特性となっている。

 新陳代謝とは、体内のあらゆる物質(分子)が一瞬の休みもなく分解と合成をくり返していること。それは体内の細胞だけでなく口にした食物にも当てはまる。肉やおかずのタンパク質はすべて最小単位のアミノ酸まで分解され、改めて人それぞれに特有のタンパク質に再合成される。
 それ故に、分解(切る理)合成(つなぐ理)の守護なしに生物は生きていけない。

 遺伝情報について科学技術の研究は日進月歩で発展してきた。原始的な単細胞の大腸菌には染色体は1本の環しかないが、人体を構成する60兆の細胞の一つ一つには、46本の染色体に40億対の遺伝子の組合わせによる情報が記録されている。その情報とは、順序に応じて20種のタンパク質を合成するための設計図ともいわれている。その配列が一つ狂っても体内のどこかに障害が起こるという。

 原初の単細胞生物(細菌類)には性別はないが、進化とともにオス・メスの性別が生じてくる。異性生殖のメリットは、オス・メス(男女)の生殖細胞内の染色体が減数分裂して遺伝子を半分ずつ交換できるので、世代を重ねるごとに多様化して進化の速度が早まるとともに、効率的に遺伝子の修復ができるためといわれている。その証拠に、最高に進化した哺乳類にはすべて性別がある。

「元初まりの話」では、月日親神が最初に夫婦の雛型を見定めて引き寄せ、その雛型に男女の「道具」をはじめ、飲み食い出入り(消化器系)、息吹き分け(呼吸器系)、引き出し(成長ホルモン内分泌系)、など生命の増殖と維持の「道具」(臓器・機能)を仕込まれた。それはまだ生物の体内にそれらの臓器・機能が分化して出来上がる前の段階で「仕込まれた」に違いない。とすれば、シャチやカメ、ウナギ、カレイ、フグなどの魚類や爬虫類は、あくまで将来に進化する生物の特性を表すシンボルとして名づけられたものと受け取ることができる。例えばハトが「平和」のシンボルとされるように。

(脊椎その他の臓器機能ができる前のカンブリア紀の生物=約6〜5億年前)

 ダーウインの進化論以来、突然変異・自然選択・適者生存は「神の介入」なしに偶然の結果として進化したと考えられてきた。ダーウイン自身は遺伝子については何も知らなかった。その後、細胞の核内で染色体が発見され、その上に配列されているDNA(ゲノム)の実体が解読された。その結果、人間の場合、百科事典700冊に相当するという精密な遺伝情報が偶然に書き込まれるはずはないとの考え方が生まれている。人間が人工的に道具や自動車をつくる場合でも、あらかじめ先に正確な設計図なしで製造することは不可能である。

 実際に突然変異はマレにしか起こらず、しかも進化に有利な方向に起こるのは更にマレで、むしろ放射線などでDNAが損傷される破壊的方向に起こるほうが圧倒的に多い。にもかかわらず、生物の進化速度は突然変異の発生頻度よりずっと速く多様化し高度化しているとしか考えられない。

 以上、「道具」と「進化」についての受け取り方の一端をまとめてみた。要するに、男女(夫婦)の雛型をはじめ、体内の「道具」(各種臓器・機能)は進化の途中で自然に発生したのではなく、親神の守護として仕込まれ、貸し与えられたと理解し体感するのが、この道の信心であると結論したい。

 
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今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

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