ブログ<原典からの出発>(<心のテープ>改め since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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3・11から2周年に当たって

 昨日で東日本大震災および福島第一原発のメルトダウン事故から丸2年が経過した。
 マスコミはこの時とばかり大震災特集を報道し、多くの国民の関心を呼び起こした。
 なにしろ大津波という自然災害(天災)と原発の爆発という人災が同時に起こったために、両方が混乱して復興の責任がウヤムヤになっている情況は否定できない。
 私もその当時をふりかえって、このブログの過去ログを再読した。2011年3月の発信回数は最多の16回に及んでいる。その中でほぼ半月後の記事を2つ参考までにリンクしておきたい。
 「3・11をふりかえって」(2011.3.26)
 「被災教会(宮城)からのメール転送」(2011.3.28)

 昨夜のテレビの朝日放送のニュース番組では、キャスターが3人揃って現地から放映していた。場所は気仙沼市の大谷海岸で、震災前には最適の海水浴場であったとか。遠浅の砂浜は大津波によって海底となり、海岸につづく駅舎や線路も残骸を止めているだけで、かつての市街地も見渡すかぎり更地になっている。
 ようやく元通り再生されかけている砂浜には土嚢が積み上げられ、その一角に高い標柱が立てられている。その6メートル以上もある高さまで海岸全体に巨大な防潮堤を築く計画が、中央官庁や県庁段階で決定され進められていると説明があった。もしそれが築造されれば、海水浴どころか6メートル以上の高地からしか海は見えなくなる。住民の希望や海岸の景観、さらには漁港としての効率は後回しになり、中央防災会議と称する学者や官僚が机上で防潮堤の築造を一方的に決定し、その条件を飲めば街づくりの計画を進める予算をつけるという。

 高さ6メートルに及ぶ防潮堤築造計画は気仙沼の海岸だけでなく、岩手・宮城・福島各県の海岸沿いに断続して700キロの長さで完成し、合計8284億円の莫大な築造費は復興予算20兆円の中から支出されることになる。各県も復興予算のある間に実施しないと乗り遅れると判断し、沿岸部の市町村住民も防潮堤に賛成しなければ、その後の街づくりに政府の援助を受けられないので反対の声を挙げられない、とキャスターの説明があった。
 自然の力には勝てない人間は、自然に順応する関係を見直す契機となった筈の大震災だが、防潮堤で海と遮断すれば解決するという浅はかな判断では震災前と何も変わっていない。海と一心同体になって海産物の恵みのおかげで生活している住民たちの気持ちを無視した復興や防災はあり得ないはずである。

 すでに明治以前から、中山みき教祖によって説き聞かされている自然と人間に共通する「元の理」の真実を伝えなければ、教祖のご苦労は水の泡になってしまう。教団内部だけに通用する教理で満足している現状は、親神様に対してどれほどの親不孝になるかを自覚しなければならない。私は残された時間をかけて「元の理」について社会一般に通じる表現で伝道する努力に集中したい。
 3・11大震災2周年のため、前回で予告した記事が次回にズレてしまったことをお詫びします。


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Comment

防潮堤について 

防潮堤と「おやさとやかた」について思いがけないコメントを頂きました。やかたの設計は頑丈ですから耐震性はあると思いますが、経済性は極めて悪いといわれています。年とともに管理費も大変でしょう。

防潮堤の場合は自然との共存や住民の希望を無視している点に重大な問題があります。景観の破壊だけでなく、防潮堤のために海が見えない漁村など存続できないでしょうから。

また何かご意見あればコメントを期待しています。
  • posted by みさと 
  • URL 
  • 2013.03/13 21:51分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

防潮堤の建造は、おやさとやかた建築よりは役に立つかもしれませんが、いまの時代あまりにも無駄遣いとしか言いようがありません。信者たちの気持ちを無視し、莫大な建築費をかけたどこかの街づくりの二の舞にならないことを願っています。
天理観光ホテルが耐震性に問題ありとして解体されると新聞に出ていましたが、やかた東棟の耐震性はどうなんでしょうか。別席場などもあるので、すごく不安です。
  • posted by 愛読者 
  • URL 
  • 2013.03/13 11:27分 
  • [Edit]
  • [Res]

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今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

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