ブログ<原典からの出発>(since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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奈良宗教者平和協議会(宗平協)での講話

 善と悪とはみな現われる=横暴な権力の過去と現在

 昨日16日の土曜日午後3時から開かれた総会後に、私は上記のタイトルで1時間の記念講演の依頼を受けた。会場は奈良市紀寺町の超願寺であった。境内に広い墓地や駐車場を備えた古寺であった。
 参加メンバーの殆どは奈良県内のお寺の住職で構成されているのだが、その場には天理教平和の会の中心メンバーも大阪や三重県から特別参加して下さった。
 以下に、その時のメモから最初の5分間分を記録しますので、おつき合い下されば幸いです。
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 只今ご紹介にあずかりました植田と申します。今日は長年のご経験と高い識見を持たれている先生方の前で、思いがけずお話を聞いて頂く機会を与えて頂きまして、たいへん有難く光栄に存じております。しばらくお付き合い下さいますようお願い申し上げます。
 奈良の母体にあたる日本宗平協理事長の橋本左内師が機関誌「宗教と平和」新年号に、昨年9月刊行しました本を紹介されたことが今日の席につながっているものと受け取っています。
 じつは2年程前に、橋本理事長が奈良市から天理市に見えた際に私が案内役をしたことがありまして、教祖・中山みきが最後まで住まいしていた記念建物(部屋は4畳と8畳二間だけ)が保存されている場所を案内したり、書店で本を一緒に探したりしました。そんなご縁があって、上述の著書の中で3・11の原発事故についてキリスト者としての厳しい見解を引用して紹介したのです。
*機関誌「宗教と平和」1月号表紙・目次および会議中の写真をリンク
  http://www.geocities.jp/shougen60/shukyo-heiwa.html

 今日の「善と悪とはみな現われる」という演題は、みき教祖の書き遺した原典「おふでさき」の一節から選んだものです。
 中山みきは今を去る175年前の天保9年(1838年)10月26日、41歳の時に「月日の社」と見定められました。というのは、それ以後は生きたまま生身の「社」、つまり神社の「社」のように木製のモノを言わない社ではなく、モノを言い・筆にしるし・実行する「社」として月日親神が入り込まれたということであります。
 それ以来175年、「中山みき」を天理教という教団の枠の内から解放して、天理教外の人々にその実像を知らせたいと願って刊行したのが「秘められた大預言」の本で、編集者にお任せしたタイトルや帯封を見て「ウサン臭い」と感じた人もいたようですが、中身を読んでみれば案外マジメな内容と分かったと言って下さるのです。この本は決して天理教の宣伝ではなく、教団内では少数の読者以外からは黙殺されています。
 他の宗教宗派の開祖の場合、仏教では法然、親鸞、道元、空海、等々の称号が広く知られていて、今も「仏教を歩く」シリーズが朝日新聞から出ています。キリスト教ではイエス・キリストの名は世界中で知らぬ者はなく、日本でもクリスマスには派手にお祝いしています。

 しかし歴史をふりかえりますと、キリスト教の場合は徳川時代以前からキリシタン禁制で殉教など散々な目に遇い、仏教でも明治以来の国家神道の強制と富国強兵の国策のため、今では想像もつかない「廃仏毀釈」と称された狂気のような騒動で被害を受けています。何でも奈良の東大寺五重塔まで数百円で売りに出されたとか、天理市にある広大な内山永久寺は完全に破壊されました。当時の国家権力は「古事記」と天皇を神と呼ばない限り、すべての宗教宗派の存続を認めなかったのです。
 もちろん中山みき教祖も例外ではなく、80歳代になる明治10年から20年までの10年間に前後18回、明治17年だけでも5回にわたり警察に拘引されたり奈良監獄に留置されました。教祖が釈放される日には、たび重なるごとに出迎えの信者が倍々に増えていくことが、官憲の感情を逆撫でする結果となりました。
 とくに明治19年の真冬、櫟本警察署での最後の取調べと拘留15日間の後、新暦3月1日に釈放された時の状態は・・・・・・・(以下、著書の193頁〜を参照されたし)
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 話を終わってから、いくつかの質問に答えた。戦争の終わった昭和20年まで、原典「みかぐらうた」の大事な歌を部分的に削除されて歌えなかったこと、「おふでさき」(1711首)は明治20年から戦後に至る60年間にわたる発禁処分、「おさしづ」(6311頁)に至っては昭和40年に編集発行されるまで80年間、一時的に印刷されても回収焼却処分にされ教会長の目にふれる機会がなかったと話したら、参加者から異口同音に驚きの声がもれた。

 上記の著書を持参するように連絡があったので、重いのを承知で1包み10冊さげて行ったところ、殆ど売り切れたのでムダではなかったことをお世話取り下さった理事のT氏に感謝している。そのT氏から先ほどメールを受信した。自己宣伝になって恐縮だが、その中に次の一節を有難く拝見した。
「昨日は、ご講演ありがとうございました。閉会の辞で、工藤良任師(代表理事)が言っていましたように、天理教の教祖の教え本来に立ち返って今日 日本社会が直面している諸問題に真正面から向き合うお話は大変貴重でした。宗教の違いを超えて参加者の共感を呼んだと思っています。みなさんも、よかったと言ってくれています。
 80歳を越えて、あの力強い声をどうして保って居られるのだろうと皆が言っていました。私は、「おつとめで毎日声を鍛えているからだ」と勝手に言っておきました。・・・・・・」

*今月25日の月例会案内は2、3 日中に更新します。

  
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