ブログ<原典からの出発>(<心のテープ>改め since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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(ちょっと一服)過去のメルマガから

「わが道を行く」(その2)を次にまとめるつもりでいたが、気分転換のために予定を変更したい。
 このブログの前身にあたるメルマガ<心のテープ>は、2007年8月から2年4ヵ月の間に124号まで配信したが、そのファイルは配信元のYahooに保存されている。そのYahooメルマガがサービスを終了する4月以後はアクセスできなくなるので、それまでにコピーを取る作業をボツボツ進めているのだが、最初の頃のブログはタイトルを見ても何を書いたのか記憶にないものがある。
 そこで、過去のメルマガの中から愛着のある文章を再録してみたいと思いついた。今さらカビの生えたアーカイブを読む気がしない方はパスして下さるか、中止要求のコメントをお願いしたい。

<3号>「憩の家」で河合隼雄氏(前・文化庁長官)が永眠   
 配信日:2007.. 8. 16

 新聞で報じられた記事を引用すれば、前文化庁長官・河合隼雄氏は、
<去る7月19日午後2時27分、脳梗塞(こうそく)のため奈良県内の病院で死去した。79歳だった。
 2006年8月9日に奈良県明日香村の高松塚古墳を文化庁長官として視察、同庁職員が損傷した国宝壁画を未公表のまま修復した問題で謝罪した。自宅で休暇中だった17日に脳梗塞で倒れ意識不明の重体となり入院。体調が回復せず同年10月31日に休職となり、任期満了で退官した。
 京大理学部卒業後、高校教師を経て、問題児対策への興味から京大大学院で臨床心理学を学ぶ。1959年、スイスのユング研究所に留学。日本神話を基にした論文で65年に日本人初のユング派精神分析家の資格を取得する。帰国後、同派心理療法を紹介した。
 75年京大教授となり、95年から6年間、国際日本文化研究センター所長。00年に文化功労者。02年1月、小泉純一郎首相の意向で民間から17年ぶりに文化庁長官に就任した。>
 
 上記の中で「奈良県内の病院」とあるのは、天理よろづ相談所病院「憩の家」のことです。河合氏が意識不明のまま永眠されたことに謹んで哀悼の意を表します 。
 じつは河合氏は若い頃に天理大学で教鞭をとったことがあります。当時の岸勇一学長が同郷の丹波篠山出身で遠縁にも当たるところから、河合氏の有望な資質を見越して天理大学に招かれたのです。
 その後、スイスに留学した河合氏は、帰国後は京都大学に移り、ご承知の通りユング心理学の紹介と臨床、さらに日本文化への応用など、幅広く研究を進め、多数の著書を発表されたのです。
 私は天理大学教官時代の河合先生をよく知っています。もちろん京都大学に移られてからも、他の宗教と同じように、依頼を受ければ教内での講演や講義はされましたが、教祖や教理について言及されたことは、ついになかったのです。
 河合氏は、天皇が絶対的権威を失った戦後の日本を「中空構造」と指摘しています。国民を総合する規範がなくなり、中心が空白になったという意味です。天皇に代わる価値を見出せないまま現在に至っているのです。その中空を埋める価値基準こそ「元の理」にあると私は信じています。が、河合氏は神話やイメージの世界を分析して優れた業績を残していますが、「元初まりの話」とは無縁であったことが残念でなりません。

 その河合氏が、天理市内の「憩の家」へ入院されたのは、いわば最後に「おぢばに引き寄せられた」ように思われてなりません。とすれば、かんろだいにお願いして「おさづけ」と取り次げば、必ず意識回復のご守護を頂けると信じた私は、入院して1ヵ月も経たない昨年の夏、「憩の家」の受付で病室を尋ねたのですが、家族以外は面会謝絶と記されたコピーを見せられました。それでも諦めきれずに、二日後に再度受付で用件を説明し、家族の方に伝言をお願いしたところ、電話の連絡を受けた病室から文化庁職員があわてて受付まで降りてきて、丁重なお断りの挨拶を聞かされるばかりでした。
 
 それ以来、あと1ヵ月で丸1年となる長期間、意識不明で入院されたまま、ついに永眠されたのです。
 最近の天理時報にも追悼記事が出ていましたが、本部のお膝元に引き寄せられながら、おたすけ出来ずに意識不明のまま出直されたことに、残念な思いと教祖に申し訳ないという気持ちにならずにはいられません。「憩の家」入院中に、身上部の偉い先生方が一度でも「おさづけ」の取り次ぎをされたのでしょうか。
 医学の治療に限界があるのは当然です。「おぢば」は医学の聖地ではないのです。
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今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

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