ブログ<原典からの出発>(since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

Entries

野田政権の政策に異議あり

 目を教外の状況に転じると、ここでも無関心でいられない事情が次から次へ山積している。野田首相は、消費税アップに政治生命を賭けると頑固一徹な態度を表明している。北陸出身の粘り強さだけは大したものだが、客観的な情勢判断がなければ、結果は逆にマイナスとなるに違いない。
 その他、被災地瓦礫の他府県への拡散、大飯原発の再稼動など、納得できない政策が実行されようとしている。

 みんなの党の江田憲司はブログで次のように書いているとの情報がメルマガで紹介されていた。消費税増税をめぐる問題をわかりやすく、たとえを引いて述べている。
「今、増税の議論をするのは、破たんしたJALの会社更生で、いきなり航空運賃の値上げを議論するようなものだ。到底、国民の納得は得られない。JALはどうしたか? 役員は総退陣、給料や年金はカット、人員は18000人削減(1/3)、子会社は半分にし、燃費の悪いジャンボ機や不採算路線は廃止した。増税の前に、国もこうしたプロセスをしっかり踏むべきなのだ」
「税と社会保障の一体改革」とはいうものの、増税ばかりが先行して、上述のJALに見るような体制改革の具体的段取りは全く見えてこない。野田首相やマスコミが消費税ばかり声を張り上げているのは、福島原発の放射能や事故処理から国民の関心をそらすための「目くらまし」ではないかとの説もある。しかも、消費税を上げる場合、外国で実施されているように食料品を除外する措置は考えようとしない。

 さらに原発被災地の瓦礫処理問題がある。これは、放射能汚染されている被災地の瓦礫の一部を他府県に移送して処理する計画で、いつの間にか決定された政策だが、平成23年度から4年間で1兆700億円の大震災関連予算に対して、政治家が廃棄物処理に関連する業界の利権を誘導する意図があるとの情報が流れている。選挙で業界の支援をアテにしている政治家の発想としか思えない。
 もともと政府は、廃棄物は各自治体の域内で処理するように行政指導してきた。その方針を被災地支援の名目で変更した。とはいえ他府県へ広域処理する予定の瓦礫分量は全体の20%に過ぎない。80%を地域内で処分するのなら、被災府県内で瓦礫の置き場がない筈はない。他府県への放射能で汚染された瓦礫拡散を反対するのは決して被災地に冷淡だからではなく、日本中に放射能で汚染された瓦礫を拡散させるほうがデメリットが大きいからである。
 沖縄県選出の下地議員(国民新党幹事長)に至っては、地元の沖縄に瓦礫を受け入れることが被災地との絆になると勧めている。そのための運送費用をもっと有効に使う方法を考える知恵がないのだろうか。

 国際的な基準では、放射性セシウムの安全基準は1㎏あたり100ベクレルと決められている。ところが政府は昨年6月に、放射性廃棄物の汚泥や焼却灰に含まれる放射性セシウム濃度が1㎏あたり8000ベクレル以下であれば一般廃棄物処分場での埋め立て処理(最終処分)できることを認める決定をした。さらに環境省は昨年8月末に、8000ベクレルどころか10万ベクレル/kg以下の焼却灰についても一般廃棄物として埋立て処理することを認めることにしたという。
 これらの濃度には科学的な根拠はなく、国際的な安全基準の80倍~800倍になるから驚かざるを得ない。こんな数値がそのまま通用すれば、恐らく日本は放射能対策について外国の信用を失墜するに違いない。瓦礫の焼却によって気化した放射性物質は、気流に乗って国境を超えて拡散していく。すでに瓦礫の拡散に反対する運動を展開している海外のNGOもある。大震災直後に忍耐強く礼儀正しい日本人に世界から賞賛の声が挙がったのは、被災した民衆に対してであって政治家や学者に対してではない。しかも最近では、意思決定できない政府に怒りを表そうとしない国民の態度に世界中の国々が呆れているという。
 とにかく日本人自身、鈍感で無頓着すぎると言われるのもムリはない。マスコミや政府や業界の情報を鵜呑みにするのではなく、利害や権益によるウソの放射能が混じっている危険を知る必要があるのだ。

 さらに大飯原発の再稼動をどうするかの問題がある。京都や滋賀も地元に当たるとの知事の反対発言で、政府はさすがに再稼動は難しいと判断したかと思うと、再稼動を前提にした安全基準を決めて、来週にも地元(福井県)へ説明に行くよう首相が担当大臣に指示したとのニュースが流れた。再稼動反対であるかのような枝野大臣の発言もヤラセではないかとの疑いを抱かれるのも当然だろう。第一、事故発生後1年以上経っても出来なかった安全基準を1週間そこらで決められる筈はない。原子力規制庁の新設についても未だ具体策はなく、相変わらず保安院の紋切り型説明が続き、安全委員会のデタラメ委員長が居座っている。是非とも必要とされる防潮堤のカサ上げや免震棟の建設も先送りされている。
 再稼動の是か非かの問題一つとってみても、政府は目先の営利的な要求に迫られ再稼動を前提にして急いで安全基準を決めたとしか思えない。こんな政局が続き、国民が無関心のまま「長いものに巻かれる」態度を取りつづけていれば、また何らかの衝撃的な災害が再発するような気がしてならない。

(参 考)
 今おぢば周辺はサクラ満開です。やかた前のしだれ桜の写真を<天理と刻限>サイトの表紙に貼付していますので、よろしければタイトルをクリックしてごらん下さい。

関連記事
スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Trackback

トラックバック URL
»»この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめteみた.【野田政権の政策に異議あり】

目を教外の状況に転じると、ここでも無関心でいられない事情が次から次へ山積している。野田首相は、消表明している。北陸出身の粘り強さだけは大したものだが、客観的な情勢判断がなければ、結果は逆にマイナスとなるに違いない。その他、被災地瓦礫の他府県への拡散、大...

左サイドMenu

プロフィール

植田義弘

Author:植田義弘
今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

『天の言葉』ダウンロード無料

『原典を元とする理の研究』から教義の基本となる序章と第一章を抜粋してまとめたpdfファイル(37頁分)を無料提供します。

ダウンロードを希望される方は下記アドレス宛にメールくだされば、折返し添付ファイルを返信します。genten505@gmail.com

ブロマガ<原典からの出発>

紹介文:このたび特定の読者のために電子書籍およびPDFファイル等を提供する企画を進めています。いずれも原典を元とする非公開の資料ばかりです。
今後の文書活動資金に役立てるため有料としますが、ご理解ご協力の程よろしくお願いします。

ブロマガ記事一覧

購入したコンテンツは、期限なしに閲覧いただけます。

(購読手続きは FC2 に無料登録して購読ご希望の資料ごとにメールアドレスとパスワードを記入するだけで個人情報は不要です)

FC2カウンター

最新更新した記事

最新記事

最新記事

最新記事

プロフィール

植田義弘

Author:植田義弘
今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

フリーエリア

フリーエリア

daiyogen.jpg

右サイドメニュー

検索フォーム

最新刊のお知らせ

*カラーチラシと挨拶文をリンクからごらん下さい。

QRコード

QRコード

ご案内

画面をクリックしてくだされば詳しい案内が出ます。

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

最新記事