ブログ<原典からの出発>(<心のテープ>改め since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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政府の分裂で被災地は不幸に

 最近ある機会から、中井久夫氏という立派な精神科医が神戸に在住していることを初めて知った。そのお名前をネットで検索すると、数多くの著書が並んでいて、古書の価格も値下がりしていない。
 たまたまネット上に、昨年6月に中日新聞による中井氏へのインタビュー記事が紹介されていたので目を通してみた。その記事によると、中井氏は昭和9年生まれの78歳。京都大学医学部を卒業後、1966年に至って精神科に転じ、神戸大学教授に就任後は統合失調症の回復過程の研究で大きな業績を挙げ、さらに阪神淡路大震災に遭遇した時、精神科のネットワークを活用して避難所の巡回や患者のケアに献身し、その実体験を通して精神科医から見た阪神淡路大震災の記録(2冊)が刊行されている。

 上記のインタビューの中で中井氏(現在は神戸大学名誉教授)は、17年前の阪神大震災と比べながら、3・11の東日本大震災について次のように答えている。

「神戸との違いは被害の規模が大きく、原発事故を抱え、政府が四分五裂していること。原発事故については、現地の人々、自治体、東電、政府と、それぞれの思惑でカードを伏せたままゲームをしているように見える。原発温存が最重要課題になっていて、恩恵に浴していた人が多くいるのだろうかね。
(中略) 今、政府は現場の声を吸い上げているのか、それをどうすればよいのか、分かっているのかね。政府が分裂している様子を見ていると、日本軍を統率する幹部がばらばらだった太平洋戦争のことが思い出される。被災地は気の毒です」(下線は発信者による)

 この一節を読みながら、確かにそうだ、と私はうなづいていた。昭和1ケタ世代の者には、どうしても戦争中の日本の悲惨な状況がダブって見えてくるからだ。中井医師も昭和9年生まれで、私より2歳年下になるから、当時の状況は子供心に覚えていて、今も忘れられないに違いない。願わくは、あの戦争と同じ繰り返しだけはして欲しくない思いでいっぱいになる。
 日本の民衆は、いい加減に目を覚まして原発事故の裏にある真相を知り、原因と責任を追求しなければ救われない。かつての戦争中も国民が真実を知っていたならば、あのように悲惨な結末になる前に解決していたに違いない。政府、官僚、マスコミは単純に信用できない。「上・高山」は利権と地位を守るために動いているので、国民に対して責任は一切とらないのだから。

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今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

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