ブログ<原典からの出発>(<心のテープ>改め since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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アジアからのリポート

 例によってNHKラジオ深夜便のスイッチを入れた。ちょうどアジアリポートの時間で、ベトナムのハノイに1980年代から在住している小松みゆきさんという民間人の、ベトナム近況報告を聴くことができた。

 やはり話題は東日本大震災に集中していた。ネットが普及して、日本の海岸を襲う大津波の映像をありありと目の前で見ながら、ベトナムの人々も他人事とは思えない気持ちで、一人ひとりが出来る限り救援しようとしてくれている。
 政府からは日本円にして1600万円の見舞金が贈られたが、各業種にわたって個々の国民が1日分の給料を集めて、国の何倍もの義援金を大使館に届けている。1人で16万円の義援金を届けたガイドさんもある。今までのベトナムに対する日本の援助への恩返しの気持ちがこもっているという。

 そうした気持ちの裏づけとして、あれほどの災難の中でも序列を乱さないで順番を待っている被災者の姿を見習いたい、日本と苦難を分かち合いたい、という敬意と共感の気持ちも広がっている。
 国立交響楽団がチャリティコンサートを開いたり、日本の歌まつりコンテストも開催された。仏教会が救援のために大金をまとめて寄贈したとも聞いた。折り鶴1万羽を被災者に届けた人もあった。
 そうした現地からのリポートを聴きながら、本当に有難いことと思わずにはいられなかった。

 ところが一方、政府や東京電力の対応が世界から反感を呼んでいる。「比較的低濃度」の放射性物質汚染水1万トン近くを、計画的に海へ放出する決定を、会社の幹部が会見しただけで、最も影響のある漁業者はじめ国民には一方的な通知、海外諸国には連絡さえせずに実施したからだ。
 世界中の海はつながっているのに、少なくとも政府首脳から、海外向けに説明と謝罪の言葉を予め発信するべきルールを無視している。管首相は何事によらず、自分の非を認めて謝罪することが嫌いな欠陥性格ではないかとの声もある。20カ国を超える世界からの救援に対して、首相名で謝礼の挨拶をするとか聞いたが、謝礼の前に謝罪するのが順序ではないのか、と言いたい。

 事はそれだけに止まらない。東京電力の電力供給圏内の計画停電にしても、十分に影響を調査検討した上で決定したのかどうか。他にもっと合理的な節電方法がなかったのか。実際に、毎日の通勤の足を奪うだけでなく、都内の病院では医療を中断せざるを得ず生命に関わる問題が派生したという。
 政府として、停電による影響を十分考量した上で認めたといえるのか。国民がいかに災害の難儀不自由に耐えていても、政治家や官僚が責任のある施策や対応をしなければ、この難局に打ち勝つことは容易ではない。
 又してもかつての戦争を思い出すことになるが、当時の参謀本部や大本営の高級将校は、戦場を知らずにムダな作戦ばかり命令して敗戦に至った失敗を繰り返すことだけは止めてもらいたい。
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  • 2011.04/12 04:12分 
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今年(2016)8月4日に朝日新聞の取材を受けて記事と共に掲載された近影です。記事については8/15更新のブログを参照してください。今年84歳にしては若く見えるでしょう?

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