ブログ<原典からの出発>(since2009.12.16)

天理市から発信する 教内外の情報満載のブログです。 10年前から開設しているHP<天理と刻限>の姉妹版として、 原典と現実をむすぶ「理」の情報を提供します。

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被災教会数と原発情報

 前回からの連載「教祖が迫害を受けた理由」の合間に、タイムリーな情報を発信することにしたい。教祖に関する情報も決して遠い過去の話ではなく、現実問題として掘り下げるのが目的なので、引き続きご期待を願いたい。

 昨日1日に4月の支部例会があった。天理時報では掲載されていない被災教会数(3月23日現在)の報告があった。教区報の記事によれば、全壊19ヵ所、半壊24ヵ所、一部損壊234カ所、計277カ所となっていて、前に被災教会数を200カ所前後と推定したのは間違いではなかったことになる。

 現実に被災現場では、前代未聞の状況が現出している。避難してきた被災者がいっぱいになって上段で寝泊まりしている教会もあり、宗教施設だからというので身元不明の遺体がたくさん運び込まれている大教会もあるという。
 災害救援ひのきしん隊は、現地へ851人出動中で、全国各教区へも出動要請が発せられている。
 詰所への避難者の状況はわからないが、恐らく住み慣れた土地を遠く離れたくない気持ちが強いのが人情だから、いくら熱心なようぼくでも詰所へ避難するのはチュウチョするのではないか、との意見もある。

 ところで福島原発の震災事故は、いつ収束するか分からない状況に陥っている。私が検索した反原発の情報の中で、このたびの福島原発の災害は、かつての太平洋戦争と同じ経過を辿っているとの意見に同意せざるを得ない面がある。
 わが国は世界で唯一原爆を投下された国でありながら、アメリカを先端とする科学技術に追従し、その後を追いかけてきた。それはちょうど明治以後、西洋文明に目がくらみ植民地分捕り戦争に加担して、ついには太平洋戦争に突入した歴史と重ね合わせることができる。その間、軍国主義政府も新聞ラジオなどのメディアも、戦争に「必勝の精神」を国民に植えつけ、戦争拡大の方向へ誘導した。

 エネルギー開発の国家戦略においても、政府・マスコミはこぞって「原発は絶対安全」の情報で国民を洗脳し「同意」の方向に誘導していった。現在すでに国内には50数基の原発が稼働しており、新しく10基の建設が予定されていた。
 その一方で東京電力は、都内や営業圏内には原発を作ろうとしていない。しかも老朽機を放置したまま、昨年の9月には5千億円超の増資を発表、その半額をかけて青森県東通村に1号機を建設する計画であった。しかし今や株価も500円に下落したうえに経営責任を問われようとしている。

 かつての戦争は米英など連合国が相手であったが、原発の開発競争は大自然が相手で、自然に存在しない放射能をもつ原子を発生・拡散させる結果となる。その被害者は、やはり戦争中にも空襲や原爆で死傷した一般市民となるだろう。
 原子力の平和利用といえば聞こえはいいけれども、核分裂それ自体が反自然的な技術であり、大自然を相手に戦争を仕掛けているようなものに違いない。とすれば、「この世は神のからだ」と教えられている私たちとしては、まさに自然の中にガン細胞のような放射性物質を作り出している故に、人体にもガンが発生する原因になる、と悟るべきではないだろうか。つまり、自然の原子の人工的な破壊・分裂は、人体細胞にも破壊(ガン化)をもたらす結果になると考えられる。

 もう一つ、かつての戦争と類似している面がある。というのは、かつて戦争を拡大していく原因となったのは、権力と利権の拡大を求めた軍部上層部の暴走にあったが、戦後のエネルギー政策の決定についても、癒着した政官財の動きが底流にある。しかもその陰には、アメリカのネオコンやCIA、さらには原子力企業の謀略が動いているといわれている。
 その証拠として、小泉・竹中の親米政権が、世界最大の起震台を持つ大型耐震実験施設「多度津起震台」を、国費のムダ使いという理由で2005年に廃止した。1977年から5年の年月と310億円(半分は国費=税金)をかけた施設を2億7700万円で叩き売り、買い取った業者は解体、スクラップにしてしまった。年間の維持費10億円かけても研究を続けていれば、老朽化した福島第一原発の危険性を予め検証できたに違いない、と指摘する声もある。
 こんどの福島原発の状況は「全く勝ち目のない戦争を始めた大日本帝国と同じレベル」と評する人もいる。たしかに、原発開発を国家戦略として「甘い汁」を吸っていた一部のエリートも、大自然を敵に回したら勝ち目はないし、リスクが大き過ぎることを思い知らされている。

 もちろん、電力需要の30%を占める原子力発電を今すぐに中止するわけにはいかない。また、中止した後の処理もできないのが実情である。しかし、自然に反する戦争が人間の手に負えない危険性があることを知らされた今、国民は自然を敵に回す戦争を終わらせることの必要性に気がつかなければ、それこそ都市を焼きつくされた上に原爆を投下されたあげく、ようやく無条件降伏した66年前の敗戦を再び繰り返すことになるだろう。
 原発以外にエネルギーを開発するプロジェクトは他にも可能である。国家目標として、もっと自然に適った方法、例えば太陽光を効率的に応用して発電する方向に切り替えることもできる筈だ。
 米国の要請を受けて政官財がいかに原発を推進しようとしても、ネットを通して国民全体が目覚めれば、方向転換できる時代が到来している。とすれば、一高齢者の発言もムダではない、と信じたい。
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